【小学生の友人関係】「バスケ来ないで」と言われた娘から学んだ信頼の大切さ

子育ての話

子ども同士の友人関係はデリケート

子ども同士の友人関係は、大人以上にデリケートで変化しやすいもの。
先日、小学生の娘が「お友達にバスケ来ないでって言われた」と悲しそうに話してくれました。
親として胸が痛むと同時に、これは娘にとって「信頼」や「約束の重み」を学ぶ
大切なタイミングかもしれない、と感じました。

娘が「バスケ来ないで」と言われた日

娘は地元のクラブチームに週1程度で参加しています。
そのお友達は、学校も同じでバスケも一緒の仲良しちゃん。
そんな子から急に「来ないで」と言われたのです。

私も「なんで?!」と思いましたが、実は思い当たる節がありました。

思い当たる原因は“約束”の積み重ね

娘は週1参加ですが、お友達は週4ほどしっかり通っています。
うちはまだ運動のためという感覚で参加していますが、お友達はバスケが楽しくて毎回参加している様子です。

娘は学校で「明日は練習行くね!」と前日に伝えることが多く、
当日行くと「来たー!」とお迎えしてくれるお友達の姿が微笑ましく、私も嬉しく見ていました。

しかし、夏休みに入った頃、娘は夏風邪をこじらせて練習にほとんど行けませんでした。
そのまま練習に行く頻度が下がり、
「行く」と言っても当日やっぱり行かないことが続いてしまっていたのです。

今回の出来事は、きっとお友達が何度も期待を裏切られて悲しい気持ちになり
ついに爆発してしまったのかもしれないなと思いました。
「行くね!」と聞いていて楽しみにしても、何度も来なかったら
悲しくなり、信頼を失い
「もう来なくていい」と思うのも無理はありません。

子どもに伝えた「信頼を取り戻す」ことの大切さ

私はそのまま素直に娘に伝えました。

「きっとお友達は、何回も裏切られたような気持ちになって、悲しくて、それが怒りにも変わって、そう言ってしまったんだと思うよ。
でも、娘ちゃんのことを嫌いになったわけではないからね。
また仲良しに戻りたいなら、信頼を取り戻さないといけないね。」

娘は小さいながらに納得した様子でした。

その後、別の男の子のお友達の話になり、
「その子すごい嘘つきなの〜!今日もこんなことがあって…わたし、嘘つく人嫌い。なんかやだ。」と言っていたので、

「うんうん、嘘つく子って嫌だよね。
でも今、お友達ちゃんからしたら娘ちゃんは嘘つきに見えているかもしれないね。
これからは、自分の言葉にもっと責任をもとうね。」と伝えたら苦笑いしていました(笑)。

する側は気づかずに、される側になると気づく。
大人でもよくあることです。

小学生の友人関係で学ぶ「傷つける・傷つく」経験

まだまだ小学2年生。
たくさん学べばいい。たくさん感じればいい。たくさん悩めばいい。
傷ついたり、傷つけてしまったり。
そういうことを通して、人は成長するのです。

今回のことは今までなかった出来事で
年齢を重ねるごとに、こうやっていろいろなことが起きてくるんだなと感じました。
親からすると心配は尽きませんが、
こうして学校での出来事を話してくれることで、小さなヘルプに気づけるし
娘の成長のタイミングにアドバイスできるのはありがたいことです。

親として心がけている5つのこと

ちなみに私が子どもから相談を受けたときに大切にしていることは、

・決して否定しない
・味方というスタンスは変えない
・気持ちに共感する
・「話してくれてありがとう」と伝える
・1人の人間として対等に話す

親に否定されたことって、大人になっても記憶に残ります。
だからこそ、我が子を信じ切ること。
今回のようにこちら側に非があるかもと思っても、気づきを与える話し方はするけれど、
「大丈夫だよ。信頼取り戻すようにがんばろ」と味方のスタンスは変えません。

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これから先も「なんでも話せる関係」でいるために

中高生になれば、友人関係はもっと複雑になり、親の目は届きにくくなります。
だからこそ今から「困ったときは話していいんだ」と
思える関係を築いておくことが大切。

今回の出来事は、娘にとって信頼の大切さを学ぶ一歩。
そして私にとっても「寄り添い方」を考える機会になりました。

まとめ

子ども同士の友人トラブルは、親にとっても胸が痛むもの。
でも、こうした出来事こそが子どもにとって
大切な学びや成長のチャンスになります。
親としてできることは、否定せずに受け止め、気持ちに寄り添い
気づきをそっと渡してあげること。

「信頼」や「約束の重み」は、小さな日常から育まれていきます。
私自身も、娘とともにこうした経験を通して学び、成長していきたいと思っています。

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